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12月のコラム
「関心を持とう」
2021年12月1日
「無関心が人を殺す。」
50年前、日本に国境なき医師団を立ち上げたドミニク氏の言葉。
国境なき医師団は、13名のフランス人医師によって設立された。当初、彼らは別の医療機関に所属してアフリカや中東の貧困地域で医療活動をしていた。しかし、その医療機関では、現地で目撃したことの口外を厳しく禁じられ,医療行為だけに専念させられた。
だが現実は、人種間の対立や貧富の格差が激しく、抑圧や虐殺が後を絶たず、政治的な解決を必要としていた。
そこで、医療行為の限界を覚えた13人の医師が、現状を世界中に広くアピールするため国境なき医師団を設立した。平穏無事な生活のすぐ横で、食物も医療も届かない悲惨な生活がある。誰かがこの現状を発信し、人々の関心を引くことが必要なのだ。
「見て見ぬふりが悪ふやす」
近所の中学校の校門前に貼ってある標語である。
私たちは自分の殻に閉じこもって、周囲に無関心でいることもできる。しかし、目を開いて周囲を見れば、困っている人、苦しんでいる人が大勢いることに気づく。
関心を持つことから、次に何が出来るかが見えて来る。
教会は、微力だが、地域の皆さまのために何が必要か、何が出来るか、いつもアンテナを広げています。
内川寿造牧師
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